目次

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ホーム・ページ/もくじ 2013年3月 公開
1、宇宙の真理 
1、1 自然界の規約
1、2 仮説の提唱と追放
1、3 再現性の法則
1、4 電子は何故電子か
2017年6月 公開
1、5 宇宙の(エーテル)大気 
1、6 加速度を操る謎の犯人
1、7 エーテル大気の特性 
2013年3月 公開
2、大自然の秘密 
2、1 潜在空間と顕在空間
2,2 二つの暗箱 
2、3 速度座標空間
2、4 累積エネルギー
2013年3月 公開
3、古代ギリシャ哲学
3、1 古代の宇宙感
3、2 アリストテレスの自然哲学
3、3 天動説の陥落
2013年4月 公開
4、エーテル理論
4、1 エーテル仮説
4、2 エーテル仮説の復活
4、3 ニュートンのエーテル
4、4 マイケルソン、モーレの実験
2013年4月 公開 
5、分割/不分割の問題 
5、1 ドルトンの原子論 
5、2 アボガドロの仮説 
5、3 電子
5、4 原子核
5、5 陽子
5、6 中性子
2014年1月 公開 
6、熱力学 
6、1 フロギストン、カロリック説 
6、2 熱学の基礎 
6、3 エントロピー
6、4 分子運動論 
2014年4月 公開
6、5 空洞輻射 
6、6 プランクの公式
6、7 数学的予備知識
2014年12月 公開
7、明晰化
7、1 光速度の明晰化
7、2 科学的とは
7、3 公理系
7、4 観測、実験
7、5 分析、解釈
7、6 証明
7、7 科学的思想の流れ
2015年2月 公開
8、次元と単位
8、1 数値化
8、2 次元
8、3 単位
8、4 次元解析
2013年6月 公開
9、プランク単位系と重力定数の研究
9、1 量子単位系
9、2 未知なる始原粒子との遭遇
9、3 結果と成果 
9、4 プランク単位系
9、5 洞察力の世界
2013年6月 公開
9、6 ボルツマン定数の探究
2017年6月 公開
10、重力 
10、1 重力理論  
10、2 光の転成
10、3 静止制御力 
2014年8月 公開
2015年9月 追加、修正
10、4 電気力の不思議 
10、5 重力と電気力の比較 
10、6 電気素量の論理的算出 
10、7 複合粒子への進化 
2015年5月 公開
2015年9月 修正
11、ボーアの原子理論
11、1 原子の構造 
11、2 ボーアの量子論 
11、3 電子の回転軌道 
2013年10月 公開
12、光の正体 
12、1 累積エネルギー 
12、2 絶対零度と絶対静止 
12、3 ラーモアの公式  
12、4 電子の回転速度 
12、5 光の真実 
12、6 光の新知識
12、7 現代科学との関連 
2013年10月 公開
2014年7月 追加、修正
 <光の歌>
2014年1月 公開
13、ビッグバン・モデルの困難
13、1 ビッグバン理論の沿革
13、2 ビッグバンの誕生
13、3 科学的根拠
13、4 宇宙の歴史
13、5 矛盾と疑惑
13、6 定常宇宙論の復活
2013年7月 公開 
13、7 ビッグバン理論が疑似科学である事の証明  2015年2月 追加、公開
14、相対性理論の誤解
14、1 相対性理論の基礎
14、2 絶対静止の存在
14、3 絶対論の妥当性
14、4 超光速粒子 
2013年7月 公開
14、5 宇宙船の時間と時計  2015年2月 追加、公開
15、元素の周期律表
15、1 元素表の黎明期
15、2 ラボアジェの元素表
15、3 ドルトンの元素表
15、4 化学結合
15、5 分子構造式
15、6 メンデレーエフの周期表
2017年11月 公開
16、一歩進んだ宇宙論
16、1  第一原理
16、2  公理系の確定
16、3  新言語の意味
16、4  風景T:エーテル大気の特性
16、5  風景U:プランク単位系
16、6  風景V:絶対空間、絶対時間
16、7  風景W:宇宙の構成要素
16、8  風景X:宇宙空間の秘密
16、9  風景Y:熱と温度
16、10 風景Z:力
16、11 風景[:普遍定数
16、12 風景\:電子の回転軌道
16、13 要請
16、14 仮説
2018年1月 公開
2019年6月 追加、修正
17、電磁気学
17、1 電気と磁気の歩み
17、2 電磁誘導の歩み
2019年1月 公開
17、3 電磁気基礎知識
17.4 マックスウェル方程式
17、5 電磁波の否定
2019年1月 公開
17、6 誘電率の真実
18、未解決問題に迫る 
18、1 回転軌道の法則
2019年6月 公開
18、2 赤方偏移の真実 
2020年1月 公開
19、周期律表の探究
19、1 近年の周期律表
19、2 原子構造の分析
19、3 殻構造の真実
20、周期律表正しい解釈
21、波 
21、1 波の基本
21、2 水の波
21、3 気体の波
21、4 弾性鋼体波
21、5 光波
21、6 地震波
21、7 物質と波の定義
22 真偽まだらな量子力学
23 宇宙パワー



       はじめに

現代物理学とは

 1900年、プランク博士により、これまで無限分割され連続的な値を有すると思われていたエネルギーにも、最小な単位が存在し飛び飛びの値しか取り得ないことが提唱された。これが量子論、現代物理学の始まりである。
 1905年、アインシュタインは特殊相対性理論を発表。光速度不変の原理に基ずき、空間と時間に関する新概念を導入する。即ち、観測者間の相対速度により空間と時間が、縮んだり遅れたりすることなどを論証する。
 更に1913年、ボーアが原子理論を公表する。これは、原子核の周りを電子が回転する際、古典論に従えば、電子は光を連続的に放射し瞬時に原子核に吸収されてしまうが、現実にはそのようなことは無く、回転運動を継続する。ボーアは量子の世界では、電子の回転軌道には複数の定常状態があり、この定常状態の軌道を回転している際は光を放出せず、電子が別の軌道の定常状態に移るときのみ、その軌道間の位置エネルギー差に相当する振動数の光を放出するのであると、大胆な仮説を提唱し、これまで謎に包まれていた光の放出原理及び原子構造の一部を解明する。しかしボーアは「電子が別の定常状態の軌道に落下するとき、何故その軌道差に相当するエネルギーの光を放射するのか」という、もう一歩先の何故を追求していない。
 そして、1929年になるとハッブルが、遠方の星雲ほど光のスペクトルが赤のほうにずれること(赤方偏移)を発見、その比例関係を明示した。これはその後、光のドップラー効果ではないかという解釈がなされ、膨張宇宙説が浮上し、現在ではビッグバン・モデルとして一般にも定着している。しかし、法則の発見者であるハッブル自身は、最後までビッグバンに懐疑的であったといわれる。また光のドップラー効果に関する解釈の仕方が正しいなどという科学的根拠はほとんど無いのである。それにも拘わらず膨張宇宙論に対し明確に反駁できる能力のある人物がわずかしか存在しないため、ビッグバンが今日でも標準モデルとして採用されている。
 以上が20世紀初頭に芽生えた物理学的に極めて重大な出来事である。このようにして20世紀以後に構築されてきた学問を現代物理学と呼び、それ以前のニュートン力学やマックスウェルの電磁理論などの古典物理学とは区別している。
誤った学問を教育する人々
 そして、現在(21世紀)の大多数の専門家と呼ばれる教授や研究者達は、若い頃から様々な教育機関で現代物理学を学び、修得し、資格を取り、その後教育者として若き学生達にその内容や正しさを説明し、科学の発展に貢献している。又、多くの専門誌や書物を通じて、その正当性を強調し、一般の人々にもその正しさが公認され広く行き渡っている。
 しかし大変残念なことであるが、世界中の多くの人々が、現代基礎物理学を正しいと信奉してしまっている点である。その為彼らにとって、現代理論を否定するということは、絶対出来ない聖域である。故に通常の科学的常識を有する人には到底理解に苦しむ(過ちとしか思えない)ような疑問に対しても、適当な原理や法則を考案し、曲げられた解釈を施すことにより計算上は尤もらしく正当化している。だがそこには物理的意味は全く無く、首尾一貫性のない継ぎはぎだらけの学問と化している。即ち、自分たちの名誉や利権を維持するためには、事なかれ学者で満足してしまうしか方法が無く、おかしな理論だと感じつつも正しい方向に一歩踏み出せないのである。
 何故なら、それには二つの理由が有る。一つは現代理論を放棄することは、現代物理学の崩壊に繋がり、これまで築いてきた多くの功績を白紙にしてしまうからである。即ち宇宙膨張論を基礎として構築されてきた力の大統一理論などの殆んどが修正される可能性がある。いま一つは、現代理論に代わることの出来る、より正しそうな理論が一向に見当たらないからである。
正しい基礎物理学への第一歩
 他方、これ等現代物理学の理論に疑問を抱くほんの一握りの少数派である研究者も存在する。この少数派に属する人々の中には、現代物理学とは一線を画し、全く新しい独自の理論を展開するのであるが、その根拠や信憑性に乏しいなどの理由によりなかなか公認されない。ましてやビッグバンや相対性理論を否定、排除するような論考は、その理論がいかに理路整然とし明晰化されたものであっても、組織的な抑圧により理不尽で不当な解釈を施こし恣意的に拒絶され、なかなか公表する場さえ与えられないのが現状である。
 本書は、ずばり後者に属する書物である。科学とは「一歩先の何故」を追求し、一歩一歩前進していくべきものであって、十歩も百歩も先の何故を求めるのは危険である、というのが本書の基本理念である。それ故、現代物理学を否定するのが目的で書いたものでは全くない。ただ、「宇宙の真理、根本原理とは何か」という素朴な疑問と、それをなんとしても知りたい、宇宙の真理を究めたいという純粋な探究心を満たすため、あらゆる角度から論考を重ね、一歩一歩前進している過程で、結果としてビッグバンや相対性理論の誤りに気付いたにすぎないのである。それ故、本書の内容はこれまでの科学的思想とは、相当かけ離れた複数の理論が展開されていくことになる。丁度まだ誰も知らない、見たことも聞いたことも無いような未来物理学の教科書を読んでいるかの如く。
本書で学ぶべき内容 
 従って、現代科学に長じた学者といえども本書を正しく理解することは極めて困難である。よって冒頭に「慣性の法則とはエーテル大気の抵抗に関係する」と解釈するのがより妥当であることを思考実験などから明確にする。そして、現在でも全く知られていない二つの「宇宙のブラックボックス」に関し説明し、我々の宇宙の奥底に潜む秘められた真理をより正しく理解してもらいたい。
 次に古代ギリシャ哲学から始まり、近世に花開いたエーテル論などに関する物理的基礎概念や歴史的思想の変遷を記述し、先人たちの残してくれた偉大な功績と叡智に酔い浸ることにしよう。そして数多くの自然現象に対してどのように解釈し理解することが、より正しくより妥当と捉えるべきか、長い科学史を紐解きながら、その優れた思考過程という遺産を模範とし、斬新で奇抜に富んだ思想の中から、現代科学の理解に苦しむ誤りとしか思えない既定概念に捉われることなく、どれが正しくどれが誤りなのかを正確に見極めることの出来る、読者自身の判断基準を培ってもらいたい。
 更には熱学やプランク定数の科学史などから、当時の深遠で洞察力に富んだ研究者等が、支配論者等の批判や迫害にも動ぜず、既存理論の過ちを暴き、どのような探究と努力により、正しい科学の道を切り拓いてきたかその優れた歴史的事実をしっかりと学んでいただきたい。そして読者には、現在絶対正しいと公認されている理論(驚くべきことではあるが、マックスウェルの電磁理論も当光理論とは相いれない部分があるなど)にも多くの誤りがあることを見抜く鋭い見識を持ってもらい、真に正しい宇宙の根本原理、根本法則とは何かを再度問いただしてもらいたい。
 中盤に於いては、本書で最も重視しているプランク定数について、現在でも正しく理解されていないこの定数の真の物理的解釈を解説する。更に重力定数(本書では万有引力という言葉は用いない)、プランク定数、光速の3つの普遍定数から著者独自の論法により、「未知なる粒子」の存在とその特性を定量的に明確化する。
 そして前記のエーテル大気と未知なる粒子の数値から、現在においても未解決問題として山積している複数の疑問を、次から次へと芋ずる式に解明していくことになる。
 例えば顕在空間と潜在空間、累積エネルギーと速度座標系などの、これまでの学問には全く無かった新概念、或いはボーアの量子仮説の真の物理的意味、重力には何故向心力しか存在しないのか、、電場には何故引力と斥力とが存在するのか、電気素量の論理的算出方法、宇宙パワーの具体的数値を算出できるのか、物質が光速に達した時光を放射することの科学的根拠など。現代科学では到底解くことの出来ない多数の謎を、論理的明晰さと数学的厳格さにより、自然界に存在するあらゆる現象を総合的、統一的に解決していく。
ビッグバンと相対性理論に対する批判
 最後に、これまで記述してきたエーテル大気理論から、現在正しいと公認されているビッグバンや相対性理論は、十歩も百歩も先の何故を求めた理論であって、単なる錯覚と誤解から生じた妄想にすぎないと厳しく批判する。
 そしてコペルニクスやガリレオが地球中心、地球不動説を覆し太陽中心、地動説を提唱した時のように、相当数の現象や理論を根拠として、宇宙に爆発を起こした中心が存在しないと言う不思議な嘘、宇宙が始まる前は時間が存在しなかったという嘘、時間が無ければ始まりも無いなど、その他多数の矛盾と疑惑を羅列する。また我々の宇宙には時間や空間が遅れたり縮んだりする場所などないことも反証していく。

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