目次、記録 | 宇宙の真理 | 再現性の法則 | 宇宙の大気 | 大自然の秘密 | 古代ギリシャ哲学 | エーテル仮説 | マイケルソンの実験 |
分割/不分割の問題 | 熱力学 | エントロピー | 空洞輻射 | プランクの公式 | 公理系 | 次元と単位 | 重力定数の研究 |
未知なる粒子 | プランク単位系 | ボルツマン定数 | 重力 | 光の転生 | 電気素量の算出 | ボーアの原子理論 | 光の正体 | ビッグバンの困難 | 相対性理論の誤解 | 元素の周期律表 | 一歩進んだ宇宙論 | 電磁気の歩み | 電磁気基礎知識 | マクスウェル方程式 | 電磁波は実在しない | 回転軌道の法則 | 赤方偏移の真実 | 周期律表の探究 | 周期律表正しい解釈 | 真偽まだらな量子力学 | 波動 | 宇宙パワー |
ホームへ | 前へ | 次へ |
<注> 本書で言うプランク単位系は、現在一般に公認されているプランク単位とは多少異なるので注意してください。 表9−1:量子単位に対するSI換算値
*ここで量子エネルギーは、アインシュタインの質量とエネルギーの関係式;E=m・c2 を用い、mには量子質量を用いて算出した。またプランクの法則;E=h・$\nu$ を用い、$\nu$(振動数)を1としても、同一の値が算出される。 *量子温度に関しては、熱力学の運動エネルギーを変形した式;E=Kb・T を用いた。(Kbはボルツマン定数)そしてEには量子質量の値を代入すると算出される。量子温度とは、SIの絶対温度1度に対して4.797x10ー11倍に当たる数値である。 表9ー2:SI単位に対する量子単位換算値
<プランク単位系に関する考察> このように一覧表としてまとめ挙げて、全体をじっくり眺めていると、未知なる粒子の世界に潜む宇宙真理の断片が少しずつ垣間見えて来る。そこから各量子定数が我々の宇宙の根底で互いにどのような関係で連結しているのか、多少たりとも見えてくる。その主なものを分かりそうなところから考察していくことにしよう。 (1)量子長 この長さは、未知なる粒子の直径を表わしている。それと同時に光が1量子時間に進む距離でもある。したがって光の波長とは全て量子長の整数倍である。 (2)量子時間 光が量子長だけ進むに要する時間である。我々の世界では時間は連続的ではなく、量子時間単位でデジタルに刻まれている。地球での時間は1秒を基準単位としているので、光の振動数とは、1秒を量子時間で割った値が最大振動数となる。また未知なる粒子の振動周期でもある。 (3)量子質量 この質量が、未知なる粒子の質量を表わしている。そして、現存する全ての粒子(電子や原子、その他)はこの未知なる粒子が何らかの力関係により無数結合されたものであると考えられる。また、質量は非常に厳格で殆んど誤差を生じない。したがって、ある粒子が何個の未知なる粒子から構成されているかを容易に算出することが出来る。例えば電子の質量を未知なる粒子の質量で割れば、電子を構成する未知なる粒子の個数が容易に算出される。 (4)光速に関して SI単位系では、光速とは光が1秒間の単位時間に進む距離と定義している。しかし プランク単位系では、1量子時間に光が進む距離である。即ち”量子長=光速”となる。またこの量子長に、1秒間での最大振動数を掛けた値がSIの光速の値に一致する。 (5)量子エネルギー エネルギーの単位で、我々の宇宙ではこのエネルギーの整数倍でしか存在出来ないようである。 (6)量子温度 量子温度は、絶対温度の1度を 2.084x1010 で割った数値で、温度もこの単位の整数倍だけが許される。 以上の考察はほんの序の口で、量子単位系に関しては更に深く探究する必要があるだろう。そこから我々のまだ知らない新しい知識が得られるかも知れない。
|